歯科医師の長瀬です。
今日もお口健康についてブログを書きたいと思います。
虫歯の原因となるミュータンス菌のうちで特定の種類のミュータンス菌(cnm-positive Streptococcus mutans)を持っている場合、脳の微小出血の発生リスクが高いことが京都府立医科大学の研究でわかりました。また、脳の微小出血は脳卒中や認知症の重大な危険因子であることが知られています。
日々のお口のケアをがんばることで、虫歯菌の数を減らすことが脳卒中や認知症の予防につながる可能性がありそうですね。
参照:Oral Cnm-positive Streptococcus Mutans Expressing Collagen Binding Activity is a Risk Factor for Cerebral Microbleeds and Cognitive Impairment. (https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27934941)