こんにちは!院長の高です。
読書の秋!第二弾(と言ってももう冬ですが)ってことで、おすすめ作品です。
先日、実家に帰った時に見つけたのですが、うっすらとした内容と「なんか面白かったなー」といった感想しか覚えてなくて、もう一度読み返してる本です。
高村薫という女流作家で、「マークスの山」や「レディージョーカ-」、「黄金を抱いて飛べ」など数々の作品が映画化・ドラマ化されてます。
この人の作品、はっきり言って読みにくい(汗)!
本作品の内容はイギリス・日本を舞台にした諜報機関の話なんですが、
なかの一文
「スぺリンの荒涼とした稜線と、その間を縫うグレネリーの谷は、北アイルランド北部の典型的な荒地だが、アイルランド全土が概ねそうであるように、草だけは潤沢に生い茂り、その灰のかかった緑は、イングランドや大陸の緑とは、色合いも輝きも違うのだった」
ね、しんどいでしょ?
かなり骨太の文章が続くので、一気読みには適しません(イッキに読むと8割くらい忘れます)が、じっくり腰を据えて読むには最高です。
ぜひ。