外科手術を伴う矯正治療の経験も豊富です

顎変形症治療

顎変形症や先天的な疾患によって口元や歯並びに異常のある方は、見た目だけではなく日常生活にも支障をきたし、とても苦労をされています。そうした方に対する矯正治療は、まさに人生や未来をよりよく変える治療です。

院長は、広島大学大学病院などで、顎変形症など外科的手術を伴う矯正治療にも豊富な経験がありますので、当院でも手術依頼先となる大学病院、歯科大病院と連携して専門的な治療を行っていきたいと考えています。

健康保険適用になる場合があります

一般に矯正歯科治療は健康保険適用外ですが、外科手術により顎の位置を治す必要のある顎変形症や矯正歯科治療は、特定の医療施設では健康保険適用になることがあります。多くの皆さまが健やかな笑顔を手に入れられるように、当院では顎口腔機能診断施設の申請をしております。

健康保険が適用できる症状と医療機関の条件
外科手術が必要な顎変形症や先天異常など、国(厚生労働省)が定めた特定の症状に限り、健康保険が適用されます。

●健康保険が適用できる症状
・先天異常 [23疾患]
・顎変形症 [2種類]

●指定された医療機関
・指定自立支援医療機関(先天異常の治療)
・顎口腔機能診断施設(顎変形症治療)

健康保険適用矯正治療を受けられる場合

外科手術を伴う顎変形症・唇顎口蓋裂の手術前後の矯正治療を受ける方や、国が定める先天性疾患にある咬合異常や、咀嚼障害が認められた方には健康保険が適用されます。

厚生労働大臣が定める先天異常の疾患
・尖頭合指症
・軟骨形成不全症
・外胚葉異形成症
・神経線維腫症
・顔面半側肥大症
・鎖骨・頭蓋骨異形成
・顔面裂
・唇顎口蓋裂 [しんがくこうがいれつ]
・基底細胞母斑症候群
・先天性ミオパチー
・エリス・ヴァン・クレベルド(Ellis-van Creveld)症候群
・クルーゾン(Crouzon)症候群
・ゴールデンハー(Goldenhar)症候群(鰓弓異常症を含む.)
・ターナー(Turner)症候群
・ダウン(Down)症候群
・トリチャーコリンズ(Treacher-Collins)症候群
・ヌーナン(Noonan)症候群
・ピエールロバン(Pierre Robin)症候群
・プラダーウィリー(Prader-Willi)症候群
・ベックウィズ・ヴィードマン(Beckwith-Wiedemann)症候群
・ラッセルシルバー(Russell-Silver)症候群
・ロンベルグ(Romberg)症候群
・マルファン(Marfan)症候群

顎変形症の例
前後、左右のずれが大きく顎の骨自体を外科手術で治す必要のある反対咬合・顔面非対称
骨格性反対咬合・開咬・上顎全突・顎骨非対称(上下の顎の骨そのもののアンバランス)に起因する不正咬合など。

指定自立支援医療機関について
地方自治体が認めた、健康保険の適用を受けて矯正歯科治療を行える医療機関。厚生労働大臣が定めた唇・口蓋裂等の発音や、言語・咀嚼機能障害など、身体的に障害のある児童が、その改善を図る上で必要な設備や体制を備えた医療機関です。

顎口腔機能診断施設について
障害者自立支援指定医療機関のうち、顎変形症の矯正歯科治療を健康保険で行うための施設基準を満たし、都道府県より指定を受けた医療機関です。

カウンセリングをおこなっております

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